現代は多種多様の音に囲まれている。幼少期にある特別な音体験をした耳は、その生涯を通してその音色を覚えている。多くの子ども達にその体験を届けたい。その想いで、コンサートを構成する。一般のコンサートとは違い、乳幼児も参加可能であり、まさに親子のためのコンサートを目指す。また多様な社会の実現を目指すため、身体に障害のある方など含めて様々な方が、参加できるプログラムを構成。サン=サーンスの動物達の謝肉祭を用いた、お話劇を行い、広く、親しみやすく、コンサートを展開する。

コロナ禍の現在、教育現場で音楽はもちろん、他者とのつながりであるアンサンブルの機会が極端に失われている。音楽によって他者と繋がる体験、そして他人の音を聴き共に音楽を作る姿勢は、他者への理解と、多様な生き方を尊重し合う社会の形成に寄与する。アンサンブルの経験を子供達に届けたい。その想いで、コンサートを構成する。皆で即興セッションを奏でる体験は、この現代社会に大きな意味を持つだろう。

徳武史弥による新作などを上演。新しいコンサートスタイルに寄り添った楽曲を提供。また奏者は、現役音大生、芸大生を起用。新しい世代の奏者による次世代型コンサートを展開。

徳武史弥の新作「モミジナヘンソウキョク！？」を演奏。また、演奏は今をときめく現役芸大生アーティスト、佐藤伸輝・田坂航の２名。師走の夜に、新しい風を吹かせる。後半の即興ライブでは、観客を巻き込んだ一体型の即興を提案。その時々の状況に合わせた即興プログラムはまさに、彼らにしかできない、観客を巻き込んだ、唯一無二の観客参加型即興パフォーマンス。

私たちは芸大で作曲を、西洋式のアカデミックな「現代音楽」を学んでる。一方で日常はどうだろう？二人は音楽高校の同級生だったけど、あの頃を振り返ってみても、そんな高貴なクラシック音楽の世界と、普通の日常には「ギャップ」があったと思う。その「ギャップ」は、私たちの音楽にとって、芸術にとって、ただただ厄介で邪魔なものなのだろうか？めちゃクソ氾濫するメディアに溺れながら、その残骸に触れてきたワイらの原風景、心象風景は、果たして「現代音楽」において有効なのか？

若手クラリネット奏者保科優花氏初の単独クラリネットライブ。既存曲をはじめ、古今東西の楽曲を演奏する。さらに若手法人作曲家3名による、保科氏のために書かれた、新作、再演を含む幅広い楽曲を演奏。クラリネットの豊かな音色の世界へと観客を誘う。

今をときめくクラリネット奏者、保科優花の単独公演。12月9日の本公演を前に、三人の作曲家による初演作品の解説付きお披露目コンサート。

予約・問い合わせ先：zuotengshuaige@gmail.com 主催：Team Liaison 企画：佐藤伸輝 制作：梅本佑利、佐藤伸輝